うちの主人は三秒で寝ます。

話の途中、ふと会話が途切れた三秒でおめめがつぶれます。

うをっ!早すぎっ!

って、いつも思い続けて・・はや、十四年・・・。

で、しばらくして、起きたのか、記憶が戻ったのか、先ほどの会話の続きをはじめます。

そのとき、いかにも「自分は話を聞いていたぞっ」といわんばかりに、
赤いおめめをしばしばさせながら、咳払いしてます。

おいおい。誰だ? 今、いびきをかいていたのは・・・。

ご飯食べてるときも、箸を持ちながら、目をつぶる。

一瞬、写真を撮ってやろうかと思う。

寝てるときも、商談し始める。

「屋根瓦はこっちの色がいいですね。」

・・・立派な寝言である。

誰も夜中の二時に訪ねてこないよ。

でも、だからといって、朝ダラダラしない。

すごく疲れているはずなのに、そんな素振りを微塵も見せない。

いつも元気ハツラツである。

だから、私も、一緒に元気ハツラツ・・・であるわけがない
ごめんなさい・・・。いい奥様になります。

爪の垢、煎じて飲まなきゃ。

いつも感謝してるからね。ありがとう・・・。

あっ、だけど明日もたくさん稼いできてね~
鬼嫁より