長男が中学校を卒業しました。その卒業式で保護者代表挨拶を
承り、思いっきり緊張しましたが精一杯挨拶させて頂きました。
ありがたい事に、思い出受験のはずの大阪の高校に少し早く
合格したこともあり息子も頑張ったのに親も・・・とのおもいで
あまり柄では無いですがお引き受けしました。
引き受けたのは良いですが案外ネットで検索してもあう物が無く
もちろん一人目の子なので中学校の卒業式に出るのも初めてで
先生からはお任せしますの電話のみ?原稿チェックも無く(笑)
嫁さんとアーでもない・・・・・と読み合わせしては・・・
ウーん多分この言い回しはPTA会長さんが言う様な・・・とか
一杯悩んだあげく例文を元に書いていた物がほとんど、なくなり
最後は4分は長すぎだから3分でと、カットしまくった挨拶に
なりました。途中原稿に無い事も言いましたが無事、大役を
終えました。ありがとうございました。m( _ _ )m
なかなか出来ない有意義な体験をさせていただきました。
また、同じ思いをされるかも知れない方に参考にならないかも
知れませんがここに載せさせて頂きます。
弥生三月、この佳き日、晴れやかに卒業の日を迎えることができました。卒業生の保護者を代表いたしまして、校長先生をはじめ、教職員の皆様に、謹んでお礼の言葉を述べさせていただきます。
本日は、私どもの 子どもたちのために、厳粛かつ盛大な卒業証書授与式を執り行っていただきまして、誠にありがとうございました。
また、ご多用にもかかわらずご臨席賜りました来賓の皆様、心より御礼申し上げます。
本日、子どもたちは、義務教育の全課程を修了し、伝統ある広瀬中学校を卒業いたします。
思い返せば3年前、子どもたちは、少しの不安と大きな期待を胸に抱き、まだあどけない面立ちで、広瀬中学校に入学しました。
先程、校長先生から卒業証書を受け取る、表情は、凛として、とても頼もしい姿に成長していました。
ただいまの子供たちの話す姿、聞く姿を見せて頂いて、私から話すことはなにもありません。すばらしい子供たちに指導してくださった先生方に感謝いたします!
世の中や世代的にも、まじめに頑張る事や人に親切にする事が恥ずかしかったりといった風潮もあるなか、今の卒業生は私が見る限りそんな事も無くまじめに頑張れたのではないかと思います。
例えばPTA会長がゴミ拾いをしている生徒の事を嬉しく思い、たびたび紹介されていましたが、この事一つとっても広瀬中学校の栄誉として、みんなで喜びあえるいい雰囲気だとおもいます。
いま、子どもたちは「育ててもらう時期」を卒業し、「自分の意思で学んでいく」「自分を自ら育てる時期」を迎えています。ある人は進学し、ある人は就職する方もいるかもしれません、いずれにおいても今からの30歳ぐらいまでが頭も体も一番、覚えられる時期です。
楽しいこともあれば、苦しいこともあります、成功ばかりはなく、むしろ失敗のほうが多いかもしれません、迷うことも多いでしょう。
そんな時、子どもたちが広瀬中学校で学んだ「支え合うことの素晴らしさ」「決して一人ではない」ということを思い起し、「友が、恩師が、家族が、いつも傍にいる」と、理解することを期待します。
そして、学校を訪ねた時は、どうぞ温かいご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
ここに旅立つ子どもたちに、私の好きな詩の一節を送りたいと思います。
一本の道がある、この道こそ、僕が愛し、決めた道だ、
この道を歩くとき、僕の顔には希望とほほえみが湧く、
僕は、この道から絶対に逃げない
最後に、校長先生を始め、子どもたちを暖かく見守り、導いてくださった先生方に心から感謝を申し上げますとともに、広瀬中学校の更なる発展を心よりご祈念申し上げ、本日、卒業を迎えた卒業生の保護者を代表して、お礼の言葉とさせていただきます。
ありがとうございました。
平成27年3月16日 保護者代表 重面 精一