この季節になると思い出します・・・。
長男が池に落ちたこと。
あの日は、宮崎県の綾町というところの役場?だったかな。
綺麗な山水が飲めるという池のところへ行きました。
人がたくさん並んでて、皆、水を汲んでいました。
汲むところは岩と岩の間から竹筒通って出てくるところをバケツとか
水入れに皆さん入れてましたね。
それが流れ出て池に落ちる。
綺麗な水で良かった・・・。
私といえば、最初、長男と並んでその流れ出ている池を眺めてましたね。
当時、長男はもうすぐ三歳。
んで。次女が一歳になったばっかり。
という時期でした。
で。眺めてると、次女の泣き泣きの声が車の中から聞こえてきました。
じつは、そこに行く途中、次女は車の中のチャイルドシートで、ぐっすりだったのですね。
だから、二メートルぐらいかな。離れたところに車をつけて、
長男と池を眺めていたのです。
でもって、声が聞こえたから私は、車のところへ行こうと歩き始めた時。
時。
時・・・。
何か後ろか゜やけに騒がしい。
振り向いたら。
犬上家状態。
あの、水面から足が二本でてるやつ。
「えっなにっ!?」
うちの長男がいないのです。
どうみても、その足は長男でした。
すっげー慌てて、かけよって。
ザブンって池に入って、抱き上げました。
そしたら、そしたら、
長男。
号泣~。号泣~。
だろ~。ふつうはね~。
よしよし。
で、私も結構、あせっていたけれど、
出てきた言葉が
「すごいね~っ!よかったね~!鯉さんとおしゃべりできた?」
と。
〔あ。ここの池はたくさんの鯉がいるのです。〕
すると。
きょとん・・・。と、しながら、
「うんっ!鯉さんとしゃべったよ!」
と。満円の笑み。
「そぉ~かぁ~♪ママも鯉さんとおしゃぺりしたかったなぁ~♪」
と、いいながら、次女の持っていたバスタオルを借りて、ごしごし。
私の笑顔の裏は必死な形相。
で。「あっ、洋服ぬれちゃったから、そこで買ってくるね」
周りの人ごみのなかから、老夫婦が、
「私たちは隣にいたのに・・・申し訳ない・・・」と
言ってくださっている。
とんでもない。あなた方はちいっともわるくないのですよ。
また、「お子さんと一緒にいるから、服を・・・」と
言ってくださり、私は、近くの服屋に猛ダッシュ。
服屋の入り口から、「子供服はどこですか~っ!」と叫びながら入りました。
すると、「あんたん子ね~!落ちたのは~!」
一瞬、なぜっ?知ってる?
と思ったけど、時間がもったない。
ガサガサして、もう、これでよいっと服取って。
レジでは、おいちゃんが。「もう、こまかいのはいいが」と
まけてくれ、またまた,猛ダッシュで、池に行きました。
長男は自慢げに老夫婦に鯉との会話を話していました。
んで。
着替えさせて。
一段落ついたとき。の、安堵感・・・ぷらす、疲労感・・・。
忘れもしない・・・。
うんでもって。
今でもそのときの洋服を見るたび。
長男「僕。池に落ちたんだよね。」
ママ「あっ!鯉さんとしゃべったんだよね!♪」
長男「・・・。」
・・・。もう、通じないか・・・・。
まっ、いいじゃないかぁ~っ。
これもひとつの良い?思い出。
今があることに感謝。感謝。