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jupia新春号じゅぴあ掲載

宮崎で楽しむ

   古民家暮らし——

その魅力、可能性、未来。

古民家や古材を活用したレストラン、ショップなどが注目されて

います。何故、人をひきつけるのでしょうか?古民家の良さや古

民家暮らしの可能性を、宮崎県古民家再生協会の代表理事を

務める重面精一さんにお話を聞きました。

若い人こそ魅力を感じている!?

最近の古民家ブームを考えると、古民家で暮らした経験がある人よりも、若

い人のほうが魅力を感じているようです。新築を作る場合でも、古材を使っ

てほしいというのは、若い人が圧倒的に多いです。逆に、かつて古い家に住ん

でいた人ほど、そういった家や暮らしにマイナスイメージを持っているようで

す。古民家が注目されてきたと感じたのは、TV のドラマなどで、古民家風

の空間を目にしはじめてからです。たとえば、「リーガルハイ」の堺雅人さん

演じる古美門弁護士の事務所も、古材の特徴である「ほぞ穴」が分かる柱が

効果的に使ってありました。

古材や古民家の一番の魅力は、経年変化です。時間による変化は、人の手

では作ることができません。木の油が抜けたグレーっぽい色は、独特の風合

いがあります。現代の建築材料のように画一化されていないので、一点もの

というのも特徴です。まがった形など、現代では決して手に入れることができ

ない材料もあるので、人と違ったものを好むという人にもいいです。

失われつつあるものを遺したい

ブームの背景には、ドラマの影響やショップなどに、古材を使った空間や

古民家風の建物を目にする機会が増えたということがあります。これらの建

物は、沖縄の古民家やアメリカ西海岸・カリフォルニアの家を参考にしたもの

が多いようです。実際に、そういった古民家を取り上げた雑誌も出版されて

います。一方で白川郷に見られるかやぶき屋根などのニーズは、なくなりつつ

あるものを遺そうという気運が高まっているからだと考えられます。

かつてはそれほど価値を重要視されず、道路拡張などの影響で簡単に解体

されていましたが、改めて遺しておいたら良かったと思う人も多いようです。

家具も古材を使ったものに人気が高く、一点ものや一枚板を使ったものも、多

少高くても売れているようです。

スギ材の多い宮崎の古民家

宮崎県は、古民家が多い地域です。特徴は、スギを多く使っていること。お金

をかけた立派な家ほどスギを多く使っています。しかし、スギは今でも太い

径の木材もたくさん取れますし、職人がかける手間と時間を考えると、移築

したり、材料を残したりしたほうがいいといえるほどの家は、宮崎県には少

なく、家族の強い思い入れがあってリノベーションする物件が多いです。

馬屋や納屋には、カシなどの現代の建材にはないような太い梁や、弓なりに

曲がった曲り材などを使っていることがあります。珍しい材料は、新築の家

に使っても存在感のある異空間や、昔なつかしい雰囲気をつくれます。

古民家ならではのメリット、デメリット

伝統的な日本家屋は夏を旨とするため、冬は寒いという特徴があります。古

民家で暮らす場合、空調を効きやすくするなど、住宅の性能やスペックは上げ

たほうが暮らしやすいと思います。柱だけを残して断熱材を入れる、窓を取

り換えるなど、どれぐらい性能を高めるかは、住まい手の感覚によるでしょう。

耐震性も気になるポイントですが、100年もっている古民家は、地震に

も強いです。束つかい し 石の上に柱を建てただけの基礎のため、地震に弱いと考えが

ちですが、今まで残ってきた実績もあって耐震性も強いんです。ただ戦後に建

てられたものは、急速に、大量に造られた時代でもあり、強度が弱いと考え

た方がいいです。基礎がむき出しになっているので、シロアリの被害にあった

場合は悪い部分を取り替えるだけですみ、メンテナンスがしやすいという利

点はあります。

自分達で古民家に手を入れて住む人もいますが、柱はむき出しにして壁には

漆喰を塗ることをおすすめします。床下に古い瓦が置かれているのを目にす

ることがあると思いますが、それは湿気を調節するためなので、むやみに捨

てないほうがいいでしょう。

ひろがる古民家の可能性

宮崎県内の古民家情報を多く扱っているので、いい物件があったら教えて

くださいという相談もあります。ただ家は動かせないため、物件があっても

場所が悪いなど、需要と供給が合うことが難しいのが現状です。しかし、古

民家の世界は、成長期の入口に入ったばかりといえます。大手メーカーも古

民家に注目しはじめ、これからさらに伸びていくと思いますし、今後の時流

を担っていくでしょう。

UIJターンによる移住促進事業では、空き家になっている古民家を活用

しようという動きもあり、空き家問題にも役に立つと思います。今後、古民

家への注目がさらに高まることに期待したいです。

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