●宮崎県産業支援財団の経営読本に載せていただきました。
財団法人 宮崎県産業支援財団 発行
経営読本Vol.5のトップページに！
掲載 宮崎商工会議所 杉田課長（現部長）に m(_ _)m。
レポート
開業資金の融資情報を知りたくて、宮崎商工会議所にふと立 ち寄ったのが、平成16 年5 月。そこで、創業塾の話を聞き、 7 月から開催された創業塾を夫婦で受講した。「創業塾では講 師の先生方の話もさることながら、商工会議所の杉田課長のアドバイスが心に残りました。」と、重面精一さん。
家の新築、リフォームから補修、造園やその管理と幅広く対 応する「有限会社 粋（こだわり）の家」を平成16 年8 月 24 日に創立し、9 月下旬には国民生活金融公庫から500 万円 を借入することができた。
重面さんのビジネスプランは、専門の造園技術と知識を生か して、植木等の害虫防除（駆除）を年4 回契約で請負、お客様 と直に接しながら、家のアフターメンテナンスも一緒にこなす ことで信頼関係を築くことにより、顧客紹介による受注につな げていくというものであった。
重面さんの造園に対する思いは 少年のころから芽生えていた。「自宅の庭の手入れに来ていた 造園職人に憧れていました。とにかく好きで、高校時代のアル バイトも造園関係。将来は庭師になるんだと、当時は迷いがま ったくなかったですね。」と、重面さん。大学は実家の滋賀県 を離れ、高鍋町の南九州大学造園学科に進学。卒業後、県内の 造園会社に就職。その時に自分の思い描く住空間を創るために は、建築段階から携わっていく必要があると痛感し、大手住宅 メーカーに勤務し、建築のノウハウを徹底的に学んだ。そこで、 木造住宅の家造りに底知れぬ魅力を感じ、将来は家も庭もトー タルコーディネートができる建築会社の設立を心に決めた。
創業間もない同社であるが、開業から4ヶ月間で21 件の受注、 施工をしている。「すべてにわたり、細やかで丁寧な作業を続 けることで、信頼関係を築き、そのお宅の“かかりつけ工務店” になれたらと思います。こだわりのある粋な家、粋な庭づくり に携わっていくために、他社にはないサービスでお客様と接し ていきたいと思っています。」と、確かな足取りで前進している。
代表者メーッセージ
「家＋庭＝家庭」を基本理念に、庭も重視したこ だわりの家づくりを提案しています。家づくりの 仕事を受けるためには、定期的な害虫駆除に通 いながら、お客様と会話を重ねて信頼関係を築 くことがを大切だと思っています。リフォームや 補修、庭の手入れと私たちができることは幅広 いので、目指すは家のことなら何でも相談でき る『かかりつけ工務店』。建ててからこそ長く付 き合ってもらえる会社になりたいですね。
代表取締役 重面 精一
支援決定のポイント
重面さんは、平成16年度の創業塾にご夫婦で参 加されました。謙虚な姿勢で何事にもしっかり対 応できる好青年といった印象です。いつも一番 前の席に座り、熱心に受講されていただけあって、 受講者43名の中で最短の開業でした。豊富な知 識と経験、独自のプランと細かなアフターケアで、 お客様との信頼関係を築いておられます
宮崎地域中小企業支援センター 課長(当時) 杉田総三郎
